EDは心筋梗塞や脳梗塞のサインかも
EDになってAVの見過ぎが原因だと分かっていても、一度は病院で診察を受けることをお勧めします。
10代・20代の方は余り心配ないと思いますが、EDを訴える中年男性の多くが、動脈硬化の原因となる疾患を持つことがわかっています。この動脈硬化は心筋梗塞や脳卒中を引き起こす前触れであることが最近の研究で明らかになっています。実際に心筋梗塞や狭心症の心血管疾患を患った男性のほとんどが、2~3年前からEDだったとの報告があります。
陰茎の動脈は他の血管と比較して細く、一番動脈硬化の影響を受けやすいので、最初にEDになると言われています。
そして病院で診てもらうとAVの見過ぎ以外の要因を見つけられるかもしれないからです。例えば生活習慣病の肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症などが原因かもしれませんし、思わぬ疾患が隠れているかもしれません。
EDになるということはそういう疑いもゼロではないので、この機会に是非とも医師による診察をお勧めします。
何もなければ無いでAV脳を取り除くこと、間違ったオナニーを正すことに専念できると思います。
一般的には泌尿器科か、ネットでEDに関して情報を発信している病院を受診するほうが安心かと思います。
泌尿器科では血液検査、尿検査と下腹部にエコーを当てて前立腺に異常が無いかを調べてくれます。必要に応じて血圧、脈拍、血液検査、心電図測定を行うことがあります。
しかしAVに関しては余り詳しく話してくれないと思いますので、その辺はご自分で対処しないといけません。要はAVの見過ぎは止めればいいだけの話です。
泌尿器科に行ってみると分かりますが、病院の待合室には60代~80代のシニアの方が沢山待っていて時間をかけての相談(問診)がしづらい雰囲気があります。
必ず最初はオンライン診療ではなく、直接病院に出向いて色々な検査も同時に受けて下さい。オンライン診療では問診で薬を処方することしかできないので、恥ずかしがらずに直接医師に状況(症状)を訴えて下さい。
誰でも起こりうる1~2度勃起できなくてセックスが出来なかった人が精神的に尾を引いて「また経たなかったらどうしよう」というような不安で勃起できずにいる男性に対しては心療内科・精神科が良いかもしれません。
男性更年期障害(LOH)が疑われる方は、勃起障害(ED)、男性型脱毛症(AGA)も併せて専門的に扱うメンズヘルス外来と言う専門の科があり、その外来の医療機関を紹介するサイトが日本メンズヘルス医学会にありますので、もし気になる方がいましたらチェックしてみて下さい。
泌尿器科よりも中高年の男性にとっては安心かもしれません。
またAVの見過ぎが原因だと分かっていても加齢によるテストステロンの減少とペニスの陰茎海綿体に血液を送る動脈の衰えは必ずついて回ることなので、血管の機能を回復するためにED治療薬を服用するかその他の治療を受けるか是非とも一度は病院を訪ねてみましょう。
EDになり性欲が減退すると脳下垂体前葉ホルモンの働きが低下する。その結果疲れやすくなり、脱力や集中力の低下といった症状を招くと言われています。
自分自身の大切な体。何かとストレスの多い世の中、せめて自分の体はしっかりメンテナンスして万全な体調で毎日を過ごしましょう。
病院で行うED治療法3種類+1
現在病院によるEDの治療方法は大きく分けて3つありますが、いずれの治療も健康保険が効かない保険適用外なので、通常の医療に比べて高額な点は理解してお読み下さい。
但し今年(2022年)4月より不妊治療の目的に限りバイアグラ錠、バイアグラODフィルム、シアリス錠の処方に健康保険が適用になります。
あくまでも不妊治療の一環でのEDと言うことなので、通常は適用されません。
30歳からの恋愛コミュニティサイト
【まずは無料体験!】
そして以下が病院で行う主な治療方法は下記の3つです。
- バイアグラに代表されるED治療薬の服用。
- ICI療法(陰茎自己注射)と言って自分でペニスに注射する方法。
- 最近から始まったペニスに衝撃波を与え新しい血管を作り出しその血管に血液の送り込み勃起させる治療法。
主な治療法は以上の3つですがその他にユニークな治療法としてここでご紹介しておきたい、薬や医療機器を使わないパートナーと一緒に二人三脚で行う精神療法の一つ、勃起させない逆転の発想ノン・エレクト法という治療法です。
詳しくは下記に書いてありますのが、パートナーがいて協力が得られるなら試す価値ありです。
ED治療薬の服用
ED治療薬はバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類とその後発医薬品(ジェネリック医薬品)が厚生労働者に認可されていて、その中ではバイアグラが有名です。
そのバイアグラの発売はアメリカで1998年今から24年前、当時40代半ばの遊び盛りだった私たちの間でも話題になり、飲み屋でも女性を含めた会話の中で話のタネになっていました。「バイアグラ飲んで何度でも逝かせてやるから」なんて‥‥(恥)。
元々狭心症の治療薬として開発がすすめられていたところ治験者の中に、薬の服用で勃起を催す人が数名いたことからED治療薬として舵を切って出来上がった薬と言われています。
勃起を促す薬ですが勃ちっぱなしと言うことではなく、頭の中で性的な興奮が無ければ勃起することは無く、性行為を終わった後はちゃんと大人しくなるし(笑)、飲んだ後何らかの理由で性行為に至らなかった場合でも収まります(汗)。
ED治療薬は誤解されやすい点があり、いわゆる媚薬と呼ばれる催淫剤とは違い性欲を亢進させる作用はありません。いわゆる飲んだ後にムラムラすると言うことは薬のせいではなく、これから起こるであろう性行為を頭に浮かべて淫らな気持ちになっただけです。
EDの治療法としては一番手軽で安くて、服用後30分~1時間後には効果が表れ最も普及している治療法ですが脳梗塞や脳出血、心筋梗塞を6ヵ月以内発症した方や、狭心症や心筋梗塞を治療するための薬を飲んでいる人、またはこれまでに飲んだことがある人はいずれのED治療薬を飲めません。
よく心臓に負担が大きいとうわさされていますが、もともと狭心症の治療の開発が進められていた薬なのでその点は安心です。
薬なのでなんらかの副作用を伴い、頭痛、目の充血、顔のほてりや倦怠感を伴う例が報告されています。
余談ですが私はレビトラを服用していましたが、服用後2~3時間後に軽い頭痛がして、翌日は倦怠感に襲われて仕事に支障をきたしていました。それで自分の判断で10ミリのレビトラを半分に割って5ミリにしましたが、効きはそのままで頭痛も、倦怠感も同じようにありました。
これらのED治療薬には性欲を亢進させる催淫作用はないため、重度の心因性EDのには効果が乏しい場合があります。お薬が効かない心因性EDの患者に対しては、薬物療法と並行して行動療法や心理カウンセリングが有効なことがあります。
自宅で簡単性病検査
偽薬に注意
以前より手軽になり普及した分だけ偽物が沢山出回っていて、ネットでの通販の半分以上が偽物だと言われています。
それとそれぞれジェネリック医薬品でバイアグラやレビトラ、シアリスと同じ成分だとうたっても日本では認可されていない薬が通販を通して販売されています。
ですから必ず医師を通して購入することをおすすめします。
ED治療薬を輸入代行業者や海外のネット通販のサイトで購入することは危険です。
中には医師以外から入手して併用が禁止されている飲み合わせで死亡したり、あるいは偽薬を飲み亡くなった例があります。
バイアグラ、シアリス、レビトラ3種類のED治療薬の特徴、効き方、服用方法等についてはEDを薬で治すのページに詳しく書いてありますので参考にして下さい。
ICI療法(陰茎自己注射)
ペニスに血管を拡げる血管拡張剤(プロスタグランジンE1)を直接海綿体に自己注射して強制的に勃起を促しこの治療をうけた方の98%に効果が表れた治療法です。
簡単に言えばペニスに自分で注射をして強制的に勃起させる治療方法で、PGE1注射療法とも言われています。
ED治療薬の効果がない方や、服用中の薬との兼ね合いでED治療薬を飲めない方に行います。
厚労省の認可を受けていない治療法なので、自己責任ですが重度な脊髄損傷の方、糖尿病の方、前立腺摘出で性機能が不能な方にも処置できるのでED患者の最後の砦と言われています。
実施している医療機関が少ない、薬剤量の調整が必要など手軽に受けられる治療ではありませんが、ED治療薬が効かない場合の選択肢としては最適です。
低強度体外衝撃波療法
陰茎(ペニス)に衝撃波を与え新しい血管を再生し興奮時の血液を新しい血管に流し込むことにより勃起をするという比較的新しい治療法です。
新しい血管ができることで、陰茎海綿体への血流が確保されやすくなり、勃起が可能になります。
撃波治療は、もともとは腎臓の結石を破砕するために開発された医療技術ですが、衝撃波を与えた部位に新しい血管が形成されるということがわかり、ED治療へ応用されています。衝撃波の血管新生作用は、心臓や関節の病気の治療にも用いられており、オリンピック選手など多くのアスリートにも適応されています。
しかしこの治療法もED治療としては日本では承認されていないので自己責任になりますが、欧州泌尿器科学会のガイドラインではED治療薬を使えない人や効果が出なかった人への第一の選択肢とされています。
値段が高いことがネックで1週間おきの施術で1か月から3月の期間を要し、値段も30万円台から50万円台までかなり高額です。
効果は3年~5年継続すると言われています。
この治療法については衝撃波治療のページで詳しくお伝えします。
精神療法の一つノン・エレクト法
これは体には全く問題が無く軽い心因性EDに対しての治療法で、あえて勃起させないという逆転の発想による精神療法の一つの行動療法です。
男性器を女性の膣口に入れて絶対に勃起させない、概念としては訓練みたいなことを行う治療法です。
簡単に説明すると最初にいつもやっている性行為のように愛撫して女性が濡れるまで続けます。
濡れていることが確認できたら男性がご自分の男性器の根本を指で圧迫して亀頭部をうっ血させます。
そしてうっ血させて半勃起状態のペニスを女性の膣口に挿入します。その際決して男性器全部を入れずに勃起させずに膣口でそのままの状態で暫くそのままの状態で置いておくことです。
ペニスの亀頭が膣口の温かさを確認できたら終了で、男性はオナニーで射精しても良いけれど、最初に愛撫をして女性器を濡らした女性へのアフターフォローが大事だということです。(所謂手や口で逝かせて満足させてあげることが大事です。)
この治療では女性から「実験台にされている」「自然さが無くマニュアル的だ」との意見で治療が継続できないことがあるので、夫婦の仲が良く女性が協力的でコミュニケーションが取れていることが重要です。
人手も手間も時間もかかるけど薬も医療機器も使用しないので体に害のない、勿論副作用のない治療方法です。
但し扱っている医療機関が少なく、EDの治療は保険適用外なので費用がまちまちなので、事前に医療機関でよく相談することが大事です。
以外にも治療改善率は84%と高くて良いことづくめに見えますが、男女の仲がいいことが条件で、問題のあるカップルには適さない治療法です。
更に詳しい内容はノン・エレクト法を積極的に取り入れて治療に取り組んでいる医療機関のサイトもご覧下さい。